パイ作りの工程
パイ生地は,市販のものを使う。
かすかすした肉をまとめるため,必要に応じてマッシュ・ポテトを入れる。
例えばトナカイと熊は赤身の筋肉が多いので,ポテトがいる。しかし雷鳥はレバー分が多くてべとついているので,入れる必要はなかった。しかし,好みでどうでもかまわない。
香辛料は,こしょう,タイム,ナツメグを用意した。塩もスパイスも,中味によって適宜加え,全部に共通して使うわけではない。それは缶詰によって塩加減とスパイスの効き方が違うからで,必要以上加えると,味がまずくなる。
最初に,肉のつなぎのマッシュ・ポテトを作った。
新じゃがの季節だったので,新じゃがを使ったが,これが結構大変。なにせ小さいので,皮をむくと身がなくなってしまう。たわしで薄皮をこすり取るようにして取った。
それから,全体の味をまろやかにするために,タマネギのみじん切りを炒めた物を用意した。
2.肉をほぐす
缶詰を開けてみる。
これが熊缶の中味。脂の少ないコーンビーフという感じだ。
こちらは雷鳥。レバーペースト状で,味付けもスパイスも濃厚。
トナカイは,熊と雷鳥のちょうど中間といった風だった。
缶から取り出した肉を,両手にフォーク1本ずつもってほぐす。雷鳥は柔らかいペーストなので楽だが,熊は筋肉の塊なので,力がいる。
3.香辛料・ポテトと混ぜる。ここではまず,トナカイを例に説明する。
@加える物は,一回ずつ混ぜてから,次のものを加えるように。
Aタマネギみじん切りを混ぜる。量はこの程度。
B香辛料はタイムとナツメッグ。少々多めか。
Cマッシュ・ポテトは全体の1/3量程度。
Dコロッケを作る時の要領で,小判型にまとめる。1個がパイ1個分。
E熊の場合は,塩味が少なかったので,香辛料と一緒に追加した。写真の白い部分は塩。
F熊肉はパサパサなので,つなぎのポテトも多め。赤白だんだら模様だ。
G雷鳥はレバーペースト状なので,ナツメッグを多くした。全体がべとついているので,マッシュ・ポテトは使わずに,小麦粉を入れる。写真の白い部分が小麦粉。
4.成形。パイの形にして焼く。
@市販のパイ生地をのばす。
A生地の片側に肉の団子を載せて包む。
B周囲を固めて,表面にフォークで空気抜きの穴をあける。中央の点は,目印の乾燥クランベリー。中味によって数が違う。
C3種のパイが揃って,あとは焼くだけ。オーブン温度は基本は180℃くらいだが,様子を見ながら,後半は温度を調整。
D焼き上がったトナカイ・パイ
E熊パイ
F雷鳥のパイ。
3種類のパイは,どれも紅茶に合い,軽食に最適。
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